<We love baseball>埼玉県所沢市上山口2100番台付近に、1月7日以降、インターナショナルテイストが増し…

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埼玉県所沢市上山口2100番台付近に、1月7日以降、インターナショナルテイストが増したことが15日、判明した。その強力な発信源が同日に西武の若獅子寮に入寮した、育成ドラフト6位の正木悠馬投手(23=上智大)だ。

入寮から1週間少々なのに、早くもチーム内で話題が広まりつつある。「正木の英語がすごい」と。父の仕事の影響で幼少期は米国…どころかアラスカ州のアリューシャン列島で育ち、高校は再びシアトル近郊で生活。入団発表でも英語であいさつした。報道陣はほぼ聞き取れなかった。

「正木と寮の中で会うと英語で会話してますよ。そっちの方が楽なんで」と証言するのは、育成入団3年目のシンクレア投手(24)だ。埼玉生まれ、カナダ育ちのバイリンガルで「僕の発音、けっこう意識してるので、日本では聞き取りやすいってよく言われます」と言い、実際にとても聞き取りやすい。正木はネーティブに近い本格派だ。

ノリで英会話に交じろうと画策し「太刀打ちできない」と打ちのめされる若手選手もいる。一方で正木の存在をありがたがるのが外国人選手たちだ。昨年11月に「西武ライオンズ海外戦略」が公表された。外国人選手の出身国は米国やカリブ諸国にとどまらない。

ウガンダ出身のイサビレ・ムサ・アゼッド投手(20)は帰り際に「オヤスミサナサイ」と言う。スロベニア出身のカルロス・トーバー内野手(22)は上下関係を重んじ、超速でボールを拾う。それぞれが異国で懸命に頑張るが、やはり英語を話せる正木の存在は大きい。この日は6~7割の出力で初ブルペン。「周りと比べると取り組み方が甘かったです」としながら、すでに存在感抜群。短パンには星条旗のデザインが描かれていた。【金子真仁】