阪神中野拓夢内野手(29)が12球団NO・1二塁手の称号を奪いにかかる。14日、愛知・蒲郡市で自主トレを公開。昨年は走攻…
阪神中野拓夢内野手(29)が12球団NO・1二塁手の称号を奪いにかかる。14日、愛知・蒲郡市で自主トレを公開。昨年は走攻守でリーグ優勝に貢献し、年俸3億円、背番号も1桁の7に変更など全盛を迎えているが、あるこだわりの“タイトル”は昨季惜しくも2位だった。フジテレビ「すぽると!」の企画、現役NPB選手が選ぶ「100人分の1位」の守備部門で西武滝沢に敗れた。今年30歳になる名手は、プロが選ぶ本物のプロ襲名へ、向上心の炎を燃やしている。
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中野の動きは軽やかだった。今年も古巣・三菱自動車岡崎のナインに交じって汗を流している。「1年間戦う上で体に追い込みを入れながら、いろいろ考えてトレーニングしています」と充実ぶりを漂わせた。
昨年は選手会長として走攻守に大奮闘して2度目の優勝に導いた。3年ぶりのベストナイン、ゴールデングラブ(GG)賞も2年ぶりに受賞。誰もが認める二塁手に上り詰めた。
そんな名手は12日夜に放送されたフジテレビ「すぽると!」の名物企画、現役選手100人に聞くアンケートの守備部門で2位に入った。10票のうち、阪神勢から7票の支持を得た。広い守備範囲や球際の強さで「助けられた」と実感している選手がいかに多いかを示している。ファンも同様だろう。
プロが本物のプロを選ぶとあって毎年、選手の間でも注目度が高いランキング。中野ももちろんチェック済みだ。「ほとんど(票は)阪神じゃないですか?(笑い) 同じチームの方に評価されたのはすごくうれしい。投手を助けることはチームを助けること。チームのためにできることを1つずつやっていければ」と感謝した。
ただ、うれしさは半分だった。14票差のトップは昨年ブレークした西武滝沢。中野と同じ二塁や遊撃で驚くような打球処理を連発した22歳だ。「すごいですね。テレビとかでよく見ますけど、すごいプレーをするな、と。タイプ的には本当に似ていると思うので、何とか負けないように頑張りたい。もっともっと他球団の選手からも(うまいと)言われる守備をしたい」。上位には二塁手がずらり。土の本拠地でわずか2失策の安定感を誇った中野には、燃える材料になった。
今年6月で30歳になる。初の打率3割、5年ぶりの30盗塁、3年連続の30犠打の変則トリプルスリーが目標になる。「30本塁打は打てないので、違うところで30個。盗塁ももちろん、まだまだいけると思う」。背番号は51から7に変更。30歳の進化で、名実ともに球界に君臨する“ウル虎セブン”になりたい。【柏原誠】
◆100人分の1位 フジテレビのスポーツ情報番組「すぽると!」のオフの名物企画。12球団の主力選手100人が投票。投票先の実名も公表される。対戦が多い同一リーグの選手から票を集める傾向がある。25年は直球、変化球、打撃、守備、走塁の5部門でアンケートを実施。打撃部門はセ・リーグ2冠の阪神佐藤輝がソフトバンク近藤とトップを分け合った。阪神近本は走塁部門2位に入った。
【守備部門(主なポジション)】
1位 西武滝沢(二塁、遊撃)24票
2位 阪神中野(二塁)10票
3位 巨人吉川(二塁)7票
3位 中日田中(二塁)7票
5位 楽天村林(二塁、三塁、遊撃)
6位 日本ハム山県(遊撃)5票
6位 DeNA桑原(中堅)5票
6位 広島矢野(遊撃)5票
9位 ソフトバンク周東(中堅)4票
9位 広島大盛(中堅)4票
※所属は昨季
【走塁部門】
1位(41票) ソフトバンク周東
2位(12票) 阪神近本
3位(9票) 日本ハム五十幡
4位(8票) DeNA三森
5位(4票) 広島羽月
【打撃部門】
1位(21票) 阪神佐藤輝、ソフトバンク近藤
3位(11票) 日本ハム・レイエス
4位(10票) ヤクルト村上
5位(5票) 西武ネビン、中日細川
【直球部門】
1位(11票) オリックス山下
2位(10票) 日本ハム伊藤、中日松山
4位(9票) 楽天西口
5位(8票) 西武今井、DeNAウィック
【変化球部門】
1位(12票) 巨人田中
2位(9票) 西武今井
3位(7票) ソフトバンク・モイネロ
4位(6票) ソフトバンク杉山、オリックス曽谷、DeNAケイ