第102回箱根駅伝(2、3日)14位で21年ぶりにシード権(10位以内)を逃した東洋大の酒井俊幸監督(49)は13日、…
第102回箱根駅伝(2、3日)14位で21年ぶりにシード権(10位以内)を逃した東洋大の酒井俊幸監督(49)は13日、再起を図る新チームの主将に今回10区6位の薄根大河(3年)が就任することを明かした。薄根は9区終了時点でシード圏内とは3分11秒差の15位と厳しい状況でタスキを受けたが、全く諦めずに力走。大手町にゴールした後、倒れ込んだ。「決して諦めないという薄根の姿勢は一から来年の箱根駅伝を目指すチームにいい影響を与えてくれるはずです」と酒井監督は期待を込めて話した。
今年の箱根駅伝で、東洋大は1区で新エースの松井海斗(2年)が3位と好スタートを切ったが、好調のはずだった2区の西村真周(4年)が区間19位と苦戦し、14人抜かれの17位に後退。3区は迎暖人(むかえ・はると、2年)が区間10位、4区は緒方澪那斗(れなと、4年)が区間9位と踏ん張り、15位まで挽回したが、5区で前回9位だった宮崎優(2年)が区間15位と伸びず、往路はシード圏内と2分45秒差の15位で終えた。
復路でも流れを変えられなかった。6区はキーマンとして期待されていた内堀勇(2年)が区間14位。7区の浜中尊(3年)は区間8位と健闘したが、8区で前回2位と好走した主将の網本佳悟(4年)が区間14位と奮わず。9区の久保田琉月(るき、3年)が区間19位に終わり、シードは遠のいた。前回まで継続中としては最長の20年連続でシード権を獲得していたが、今回は10位の日大に2分31秒届かなかった。
21年ぶり、09年に就任した酒井監督の体制では初となる予選会に向けて、チームはすでに始動している。箱根駅伝から、わずか8日後。東京・北区の東京・北区新荒川大橋野球場発着で行われた東京ニューイヤーハーフマラソンに出場。16人の登録メンバーに入ったが、惜しくも出番がなかった小野真和(1年)が「箱根駅伝11区」として力走。王者の青学大の中で同じく箱根駅伝に出場できなかった選手たちと競り合い、1時間3分28秒で4位に入賞した。
新主将となる薄根は10区激走からわずか8日後にも関わらず、志願して練習の一環として出場。予定より速い1時間6分41秒でゴールした。1月25日には、やはり、長距離練習の一環として2時間30分前後を目安に勝田マラソンに出場予定。愚直に走り込みながらチームを率いていく。前回の第101回箱根駅伝でも10区を走り、シビアな8~11位争いで9位と踏ん張るなど強いメンタルを持つ薄根はキャプテンとしての適性がある。
第103回箱根駅伝(来年1月2、3日)では、第82回(2005年度)大会以来の予選会出場から巻き返しを図る。薄根新主将を中心に「その一秒をけずりだす」東洋大の戦いは始まっている。