球団初の偉業へ、阪神才木浩人投手(27)が誓いを立てた。13日、SGLで自主トレを公開。昨季は防御率1・55で最優秀防御…

球団初の偉業へ、阪神才木浩人投手(27)が誓いを立てた。13日、SGLで自主トレを公開。昨季は防御率1・55で最優秀防御率賞を獲得し、2年連続で規定投球回に達した上での防御率1点台を果たした。もちろん今季も1点台が目標。3年連続なら23年のオリックス山本由伸(現ドジャース)以来で、セ・リーグでは4年連続の58年国鉄(現ヤクルト)金田正一以来となる。球団では、2リーグ制後では渡辺省三、小山正明、村山実の2年連続を抜いて球団初。イニング数以上の奪三振を目標に、チームの大黒柱として大記録へと突き進む。

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室内練習場に鋭い捕球音が響いていた。1球1球、確かめるように重ねた才木のキャッチボール。球界でも指折りの球威を武器に、昨季は防御率1・55で最優秀防御率賞も獲得した。大黒柱として連覇貢献を狙う26年。意識する指標のひとつは、今季も防御率だ。

「ここ最近は1点台でこられているので。そこは継続していけたら」

同1・83の24年から、2年連続の防御率1点台達成。勝敗に比べて試合展開などに左右されず、かねてこだわりを見せてきた数字のひとつだった。3年連続の1点台達成なら、球団初の快挙となる。「あまり意識しすぎずというか。しっかり1試合1試合を投げ切れたら結果はついてくると思う」。あくまで自然体を貫き、偉業に挑む。

年末年始もトレーニングを継続。肉体強化や投球動作の見直しを行ってきた中、昨季の課題として掲げているのが変化球の精度だ。「三振の数を見たら分かりますけど、少ない。去年は本当に真っすぐ以外があんまり役に立っていない印象なので」。昨季の奪三振数は122。セ・リーグ6位で、1位の村上には20三振以上離された。ピンチの場面で三振が奪えれば、おのずと防御率にも直結する。「イニング以上」の三振数を目標に、変化球に磨きをかける。

「自分の投球スタイルだと、どれだけ圧倒できるか。真っすぐで押してフォークで三振を取って、たまにスライダーで頭の中をかき乱して…ということができれば、やりたいピッチングができると思うので」

今後は1月中にブルペンにも入る予定。春季キャンプからは本格的に変化球の精度向上にも着手するなど、掲げるプランは明確だ。「2月もブルペンに入りながらかな。投げる回数は増えるかもしれないですね」。現状に満足することなく、今季もさらなる成長を追い求める。【波部俊之介】

◆才木の球種 最速157キロのホップする直球と、キレ味鋭い130キロ台後半のフォークが軸。そこに140キロ台前半のスライダー、110キロ台後半のカーブで緩急をつける。昨年の開幕前に行ったドジャースとのプレシーズンゲームでは、タイラー・グラスノーから新たなカーブも伝授された。120キロ台後半の「グラスノーカーブ」を持ち球に加え、投球の幅を広げた。