日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟の競技委員会は13日、基準解釈に誤りがあったとして、ボブスレー男子2人乗りのミ…

日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟の競技委員会は13日、基準解釈に誤りがあったとして、ボブスレー男子2人乗りのミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)出場の可能性が消滅していたと発表した。来月6日開幕を目前に痛恨の失態となった。

2人乗りの出場条件は24年に変更となり、IBSF(国際連盟)予選に4人乗りで出場することも前提条件に含まれていたが、日本連盟が気付かず。4人乗りの遠征を実施していなかった。

同競技委員会は同日、都内で緊急記者説明会を実施した。取材に応じた担当者は委員会全体でのルール確認が不足していたと釈明。同委員会は約15人ほどによる運営のため「予算もヒューマンリソースも難しい中でやっている」と苦悩を吐露しながらも「ダブルチェック機能を果たせなかった。強化担当者に任せてしまった。本来であれば(競技)委員会全体で解釈すべきだったが、追及を怠ってしまった。申し訳ない。謝罪のしようがない」と頭を下げた。海外遠征中だった選手に対してオンラインで状況を説明したところ「意気消沈していた」という。

国際ボブスレー・スケルトン連盟へ求めた救済措置は認められず。再び救済を申し出る可能性は「現時点で予定はない」とした。再発防止策については外部のアドバイザーの導入などを検討していると明かし「競技を継続したい選手がいる。その選手が不利益を被らないよう、次のシーズン、五輪に向けて体制を整えていければ」と約束した。

日本オリンピック委員会(JOC)で選手強化本部長を担う井上康生氏(47)は同日、コメントを発表。「大変遺憾に思います」とし「他競技で、同じ様なことを起こさないよう徹底すべく、本日、夏冬含めた各競技の強化責任者等に対し、緊急ミーティングを開催いたします。今後もアスリートに不利益が生じないことを最優先に準備を進め、多くの皆さまにスポーツの力を届けていけるよう取り組んでまいります」と他競技も含めて再発防止に取り組む姿勢を示した。

◆ボブスレー日本代表の五輪 今回の失態で18年の平昌五輪、22年の北京五輪に続き、3大会連続で世界の祭典に出場できない事態となった。それまでは72年の札幌五輪から14年のソチ五輪まで12大会連続で出場。過去最高は72年札幌五輪4人乗りの12位となっている。