<「ゴールドラッシュ」アマチュア選手の今後:ショーケース編3>全国から毎年有望選手が入る健大高崎(群馬)では試合出場はお…
<「ゴールドラッシュ」アマチュア選手の今後:ショーケース編3>
全国から毎年有望選手が入る健大高崎(群馬)では試合出場はおろか、ベンチ入りすら一握り。米ワシントン州のワナッチーバレー大・羽太獅恩(しおん)外野手(2年)は、在学中に高いレベルに何度もはね返された。
Aチームになかなか絡めず、最後の夏はスタンドから見届けた。「もともと自分の場合は本気で野球をやるのは高校までかなと思ってたんですが、いざ引退した時にやりきれてないところがあって」。意を決して選んだのが、米国への野球留学だった。
一番引かれたのは豊富な実戦機会だ。各大学が部員30人ほどの少数精鋭で、オープン戦も含めて50試合以上戦う。夏場に各地で行われるサマーリーグに参戦すれば、さらに20試合以上経験できるのが魅力だ。「先を見据えた時にアメリカの大学で結果を残して、上の大学でプレーしたいという気持ちが強かった」。
4年制大学進学を目指してショーケースに参加した。高校時代に強豪校でもまれた3年間は、決して無駄ではなかった。「アメリカ人の方が体が大きいのでパワーでは劣りますが、日本で学んだ攻守の基礎の部分は、アメリカに来てから今も生きています」。2年前に快く送り出してくれた恩師の青柳監督ら健大高崎関係者のためにも、ここで終わるつもりはない。「アメリカでもっと、もっとレベルアップしていきたい」。野球の本場で上を目指す挑戦の日々は続く。【平山連】