フィギュアスケート男子でミラノ・コルティナ五輪代表の佐藤駿(21)=エームサービス・明大=が13日、拠点とする埼玉県上…

 フィギュアスケート男子でミラノ・コルティナ五輪代表の佐藤駿(21)=エームサービス・明大=が13日、拠点とする埼玉県上尾市の埼玉アイスアリーナで練習を公開した。武器の4回転ルッツやSP、フリーの曲かけで調整。開幕まで約3週間に迫っている五輪へ決意を込めた。

 結果を求め、大舞台に挑む。佐藤は初の五輪への思いを口にした。

 「自己ベストを更新できるように頑張りたい。メダルを取りたいという思いはすごい強い」

 練習では、武器である4回転ルッツなどに力を入れ、SP、フリーの曲かけで調整した。「ジャンプの安定感、ステップ、スピン、全体的にプログラムをより良いものにしていきたい」。初出場の五輪で目指すは自己ベスト(合計292・08点)を更新しての表彰台。「一番の目標」とする300点超えを実現する。

 メダルを狙える位置にいることは自覚している。10日まで行われた全米選手権では、世界選手権2連覇中のイリア・マリニンが合計324・88点と圧倒的な得点で4連覇。佐藤は「頭、何個も抜けている」と感心しつつも、同じ土俵でメダルを争えることには「うれしい」と成長を実感した。

 しかし、最大のライバルは幼少期から戦ってきた同じく五輪代表の鍵山優真だ。シニアに上がってからは勝ったことがない。それでも「追いつきたい気持ちもそこから芽生えた」という。昨年12月の全日本選手権では10点以上の差が開いたものの「コンポーネンツ(演技構成点)の部分も徐々に伸びている。勝つためにもより伸ばしていきたい」と勝機を見いだす。

 いよいよ始まる夢の五輪。開幕の2月6日は22歳の誕生日。「誰が勝ってもおかしくない。ワクワク感というか、早く試合がしたい思いが強い」。日の丸を背負い、全力で佐藤のスケートを表現する。

 ◆佐藤 駿(さとう・しゅん)2004年2月6日、仙台市出身。5歳で競技を始め、同じ仙台市出身でかつて一緒のリンクで練習していた羽生結弦さんが憧れ。19年ジュニアGPファイナル王者。24年四大陸選手権2位。昨季はGPシリーズで初優勝し、ファイナルは3位。初出場の世界選手権は6位。今季はGP中国杯で2連覇した。ファイナルは銅メダル。全日本選手権は2位。埼玉栄高から明大に進学した。162センチ。