<大相撲初場所>◇3日目◇13日◇東京・両国国技館東前頭16枚目の朝乃山(31=高砂)が、大関経験者対決を制し、2勝1敗…
<大相撲初場所>◇3日目◇13日◇東京・両国国技館
東前頭16枚目の朝乃山(31=高砂)が、大関経験者対決を制し、2勝1敗と白星を先行させた。
御嶽海と23年秋場所以来、2年4カ月ぶりに対戦。これまでも大関とりの20年春場所、新大関の同年7月場所など、節目で勝てずに立ちはだかってきた難敵には、初顔合わせ以来、黒星がずっと先行していた。それが前回対戦で並び、御嶽海戦4連勝としたこの日、初めて白星を先行させた。今場所としても初の連勝と、今後に勢いの出る白星となった。
立ち合いは2度不成立となった。普段、仕切りでは先に土俵に両手をついて、相手を待つが「御嶽海関が先についていて呼吸が合わなかった。僕が悪い。申し訳なかったです」と振り返った。ただ、それも「中学、高校、大学と1つ上で、本当に強い人だった。その人と大相撲の幕内で戦えるのはうれしい」と、特別な相手だからこそ、無意識のうちに気持ちが高ぶっていたとしても仕方ない。そんな中で前に圧力をかけながら、右を差し、左上手を引く完璧な内容で寄り切り。「体を密着させて、自分の形になれた」と、難敵のイメージが強い相手に完勝し、大きな白星を手にした。
前日12日の2日目は、新入幕の羽出山を寄り倒し、幕内力士として約1年半、実に545日ぶりの白星を挙げた。左膝の大けがによる三段目への転落から復活した姿を見せ、大歓声を浴びていた。その取組後は「客さんの数も多い中で勝ち名乗りを受ける幸せを感じた」と、喜びをかみしめていた。
この日は、前日よりも3本多い、11本の懸賞を受け取った。幕内力士としての立ち居振る舞いも、日に日に戻ってきた。「場所入り、土俵入りの拍手や声援が力になる。。すごく背中を押してもらえる。勝つことが1番の恩返しになる。今日みたいに前に出る相撲を、明日以降も取っていきたい」。まずは勝ち越しまで、一気に駆け抜けるつもりだ。