<大相撲初場所>◇3日目◇13日◇東京・両国国技館幕内経験者の人気力士で、東幕下11枚目の炎鵬(31=伊勢ケ浜)が、連勝…

<大相撲初場所>◇3日目◇13日◇東京・両国国技館

幕内経験者の人気力士で、東幕下11枚目の炎鵬(31=伊勢ケ浜)が、連勝発進を飾った。

西幕下10枚目の大辻に離れて仕切られ、相手まで距離のある立ち合いを強いられたが「イメージはしていたので大丈夫でした」と、動じなかった。下からの攻めに徹し、相手の右をたぐったり、懐に潜り込んだり、右からハズで押したり、左下手を引いたり。目まぐるしく攻め手を変えながら、動き回って相手に何もさせず、最後は押し出した。

前日12日の一番相撲は「動きがカチカチ」との自己評価だったが、この日の取組後は「昨日よりはよかった」と、技巧派の本領発揮の取り口での白星に笑顔で振り返った。全勝なら来場所の十両昇進が確実な、幕下15枚目以内の番付で臨む今場所。首の大けがで7場所連続休場する間には、相撲への情熱も失いかけるような心理状態も「1度、そういうこともありました」と打ち明けた。それでも今では「自分の人生。悔いのないように生きていきたい」と、再び情熱にあふれている。

だからこそ、苦手だった白米を食べて増量に努めてきた。今場所は自己最重量の108キロ。「毎日、夜食も食べるようにしています」と、体重が減りやすくなる場所中の対策も万全だ。2連勝に「体が勝手に動いてくれている。いいんじゃないですか」と、状態の良さも感じ始めた。何よりも「相撲を取る喜びがある」。細く険しい道だが、今場所後に関取に復帰する道は、まだ続いている。来場所以降に限れば、関取まで続く道は無限。まずは今場所の連勝街道をひた走る決意だ。