WBCも、シーズンも、今年は“刀”で勝負だ! DeNA牧秀悟内野手(27)が12日、鹿児島・鹿屋市内で自主トレを公開。2…
WBCも、シーズンも、今年は“刀”で勝負だ! DeNA牧秀悟内野手(27)が12日、鹿児島・鹿屋市内で自主トレを公開。24年限りで退団した大和氏(38)との自主トレを引き継いだ「チーム牧」を引っ張り、加藤、田内、高見沢、ロッテ井上、西武古賀悠と汗を流した。おなじみのユニークトレで今回選ばれたのは「刀」だった。
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牧の顔つきは“侍”そのものだった。午前中は約3時間、屋外で守備中心のトレーニングを実施。午後からは室内へ。「大和組」から続く、ユニークトレが始まった。
今年は「居合練習刀」が新登場。トレーナーの浜川彰吾氏は「バットよりも軌道のズレや、意図通り動いていないというのがすごく分かる」と説明。「刀トレ」は体の動きの再現性を高めることが狙いだという。長さは約1メートルで刃渡りは70センチ程度。さやから抜いた重さは約900グラムで、大体バットと同じくらいのものを使用した。
そんきょの姿勢から、刀をさやから抜いて、勢いよく振る。まさに、侍-。牧は「どこを、どう使うかを意識すればすごく面白い」。単純な動作に見えるかもしれないが、1つ1つの動きを再現するのが難しい。おととしの木刀よりもさらに細く、重い。通算打率2割9分5厘を誇る牧でも、刀の扱いは「まだです」と苦笑い。それでも「体幹とあとは手の動きと、上半身の右側と左側の使い方の動きが大事になってきます」と、コツはつかみかけている。
試行錯誤しながら、若手を引っ張る。今年から加藤、田内、高見沢が参加。「ベイスターズが強くなるために。若い選手の底上げがないと、チームは弱くなっていく一方だと思う。ベテランの人に頼りすぎるのではなく、若い選手がチームを引っ張る気持ちを持って」と牧。先輩たちの自主トレを参考にしながら、リーダーの務めを全うする。
3月にはWBCもある。侍ジャパンの正二塁手候補筆頭は、力強く言った。「まずは、選ばれたい。選ばれた際には、今度は戦力として戦えるように。チームを勝たせられるような選手になっていけたら」。2026年はチームで、侍で、存在感を示す。【山本佳央】
【牧の自主トレ秘密兵器】
▼22、24年:キックボクシングトレ 体幹トレーニングの一環。全身を使った体の連動性を確認。
▼23年:木刀&人体骨格模型 人体骨格模型を相手に約500グラムの木刀を上下。体の軸を意識し「打撃にもつながってくる」。
▼25年:琉球古武術の武器「サイ」 体の内側から肘を抜いて前に出し、再び体の内側に収める。「手先、指先、重心の移動が鋭敏な状態にできる」狙い。