中日の井上一樹監督(54)と前監督の立浪和義氏(56)が12日、名古屋市内で行われたトークショーに登場した。230人のド…
中日の井上一樹監督(54)と前監督の立浪和義氏(56)が12日、名古屋市内で行われたトークショーに登場した。
230人のドラゴンズファンを前に、井上監督は「立浪さんをいじれるのも多分僕ぐらい」と語り、今季開幕前の現役監督と前監督による貴重な共演で、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。
トークショー終盤には、ファンからの質問コーナーが設けられ、立浪氏に対して「なぜ根尾(昂)選手が投手にコンバートされたのか。遊撃ではダメだったのか」との質問が寄せられた。
現役時代に名遊撃手として活躍した立浪氏は、根尾のノックや併殺プレーを見た際に「遊撃は厳しいと思った」と感じた当時の印象を明かした。6-4-3の併殺では、遊撃手から二塁への短い距離の送球が求められるが、「プロであればこのへんに10球くらいくる」と、自身が二塁に入った場合は胸元付近に安定した送球が集まるという。一方で根尾については送球がばらつく場面もあり、「ショートスローがちょっと苦手だった」と振り返った。
入団時に投打二刀流と決別し「遊撃一本」を公言していたこともあり、すぐに結論を出すことは難しかったが、時間をかけて対話を重ねる中で「根尾はピッチャーをやったらどうだ」と話し合いを続け、最終的に投手専念を決断した経緯を説明。立浪氏は「『なんでおまえがピッチャーに変えたんだ』ってよく言われましたけども、彼はピッチャーしかないと思ったんです」と、当時の考えを率直に語った。
さらに、根尾の研究熱心な姿勢を評価しながら、打撃についても自身の経験を交えて「金属なら打てるが、木だと厳しいなと思っていた。根尾も野手では厳しいなと感じていたときに話をした。投手として大成してほしいなと思います」とエールを送った。