<全国高校サッカー選手権:神村学園3-0鹿島学園>◇12日◇決勝◇MUFG国立神村学園(鹿児島)が鹿島学園(茨城)を3-…
<全国高校サッカー選手権:神村学園3-0鹿島学園>◇12日◇決勝◇MUFG国立
神村学園(鹿児島)が鹿島学園(茨城)を3-0で下し、初優勝を飾った。史上6校目となる夏のインターハイに続く2冠を達成した。
有村圭一郎監督(48)は鹿児島実で1995年(平7)度の大会で優勝しており、選手と監督で全国選手権を制した。
これは市船橋(千葉)で1994年(平6)度優勝し、同校監督となり2011年(平23)度の大会を制した朝岡隆蔵氏以来。「強い鹿児島を取り戻す」と鹿実の恩師・松沢隆司監督(17年に76歳で死去)の思いを次ぐ後継者が、国立の舞台で凱歌(がいか)を上げた。
試合は前半19分、FW日高元(はじめ、3年)が味方が落としたボールを左足でゴール左隅へコントロールシュートを決めて先制した。今大会7点目、得点ランキング首位に浮上した。
前半31分には町田に加入するFW徳村楓太(3年)が自ら得たPKから追加点を狙ったが、ここは鹿島学園GKプムラピー・スリブンヤコ(2年)のビッグセーブに阻まれた。しかし前半39分、MF堀ノ口瑛太(3年)がペナルティーエリア外から右足でミドルシュートを決め、2-0とリードを広げた。
後半は鹿島学園の反撃を受けたが、チーム一体となったディフェンスで防いだ。同11分にはFKから相手の190センチDF中川光星(3年)に決定的なヘディングシュートを打たれたが、GK寺田健太郎(3年)がビッグセーブで阻んだ。今大会6得点のFW倉中悠駕(3年)を含め強力3トップが注目されるが、いわきFCに加入するDF中野陽斗主将(3年)を軸とする守りもチームの持ち味だ。その強みを大一番で発揮した。
そして後半アディショナルタイムの47分、途中出場したMF佐々木悠太(3年)が左足で駄目押しの3点目を挙げた。
「強い鹿児島を取り戻す」。その言葉を繰り返した有村監督のもと、2004年度の鹿児島実以来、21年ぶり3度目の鹿児島県勢の優勝で大会は幕を閉じた。
◆神村学園高等部 1956年(昭31)創立の私立女子校。97年に男女共学となった。普通科、看護学科などがあり、生徒数は1216人(昨年7月時)。サッカー部は02年創部で85人が在籍。インターハイ出場11回、全国選手権は12回出場。今季はプレミアリーグWEST5位。主なOBは橘田健人(川崎F)福田師王(ドイツ2部カールスルーエ)名和田我空(G大阪)ら。女子サッカー部も強豪で全国選手権3度優勝で、史上初のアベックVが期待された今年度は準優勝だった。所在地は、いちき串木野市別府4460。吉永輝彦校長。