<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー):東山3-1清風>◇11日◇最終日◇男子決勝◇東京体育館東山の2年生エース岩…

<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー):東山3-1清風>◇11日◇最終日◇男子決勝◇東京体育館

東山の2年生エース岩田怜緯が、優勝の立役者となった。

第1セット。16-19と劣勢の場面で、強烈な一打で流れを変えた。多彩な角度からのスパイクに、ブロックを決め、一気の6連続得点で逆転成功。そのまま第1セットを奪うと、得意の高速バレーで主導権を握った。マッチポイントではバックアタックをさく裂。憧れの高橋藍が3年生だった20年以来2度目の悲願を果たし、「エースとしてチームを勝たせる気持ちをしっかりとぶつけれた」とコートに大の字になった。

国スポの決勝では鎮西にフルセットで逆転負けを喫し、全国優勝を目前に涙をのんだ。高橋藍を指導した豊田監督に「逸材」と認められる存在だが、甘さもあった。「負けをごまかしているヤツは伸びない。日の丸の目指すなら、このままでは無理」と指揮官に叱咤(しった)され、気持ちを入れ替えた。「自分へのトスは全て決めきる」。鎮西エース一ノ瀬に打ち負けた悔しさを胸に、毎日の自主練習では高いブロック板を前に誰よりもスパイクを打ち込んできた。

この日、両軍最多27得点を記録。大会MVPも受賞したが、目標は日の丸のエース。「仲間がつないでくれたおかげ」と謙虚だった。「新チームになっても日本一を取る」。東山を未踏の領域へ連れて行く。