<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー):清風3-2駿台学園>◇10日◇第5日◇男子準決勝◇東京体育館清風(大阪)が…
<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー):清風3-2駿台学園>◇10日◇第5日◇男子準決勝◇東京体育館
清風(大阪)が決勝進出を決めた。男子史上初の4連覇を目指した駿台学園(東京)と対戦。2時間半を超える激戦となったが、3-2(25-23、23-25、25-21、15-13)のフルセットで勝ちきった。昨夏の全国総体(インターハイ)の準々決勝で敗れていた相手にリベンジを果たし、初の頂点に王手を懸けた。
勝利をたぐり寄せたのは、3年生の力だった。セットカウント2-2で迎えた最終第5セットの序盤。ここまでチームを引っ張ってきた1年生エース西村海司が、第3セット終盤から気にしていた左足をバックアタックの際に負傷。交代を余儀なくされた。主力は下級生中心のチーム。非常事態に陥ったが、1年時からコートに立つ3年生アタッカー尾崎亮太が「もう自分しかいない」と奮起した。11-10と詰められた終盤に、「自分が絶対に打って決めてチームを勝たせたい。気持ちでいきました」と、自らの強打で3連続サイドアウトに成功。マッチポイントを握ると、最後は相手のスパイクアウトで勝利をつかみ取った。
どんなに苦しい展開でも、最後まで信じてトスを上げてくれた仲間がいた。勝利の瞬間「本当にありがとうっていう気持ちになった」と、思いがこみ上げた。決勝は東山(京都)との近畿勢対決が決定。2年生エース岩田を擁する強豪だが「序盤から楽しみたい」と思いは一貫している。「日本一は目標だけど、そこだけに執着せず、自分たちのバレーを最後までやりきりたい」。清風が、春高の歴史に新風を巻き起こす。