ドジャースの大谷翔平投手(31)が3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を目指す。初…

 ドジャースの大谷翔平投手(31)が3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を目指す。初出場した3年前の第5回大会は日本を3大会ぶり3度目の世界一に導き、自身はMVPを受賞する活躍を見せた。連覇を目指す侍ジャパンの前に立ちはだかるのは過去最強メンバーをそろえた米国代表だ。国の威信を懸けた日米頂上決戦の再現に期待が膨らむ。

 大谷が自身のインスタグラムでWBC出場を表明したのは昨年11月24日のことだ。「日本を代表して再びプレーできることをうれしく思います」。23年の第5回大会に続く日本代表入り第1号。連覇に懸ける意気込みを行動で示した。

 表明翌日、大谷は日本報道陣向けのオンライン会見で「ずっと、出たいなあ、選ばれたいなあと思ってました」と、WBCへの思いを吐露。2月のキャンプで投打同時出場の可能性を模索していく考えを明かし、「前回以上に素晴らしくなるんじゃないかなと思っている。楽しみにしたい」と言った。

 大谷を擁する日本代表の連覇阻止に執念を燃やしている国がある。米国だ。17年の第4回大会で悲願の初優勝。しかし、連覇が懸かった前回大会は決勝戦で日本に1点差で敗れた。

 雪辱を期す今大会。再び指揮を執るデローサ監督は大谷を「私が見てきた中で最高の選手」と形容すれば、ヒルGMは「最も厄介な存在」と要警戒。編成の責任者でもある同GMは「対戦する強打者たちに対応できる武器をそろえたい。彼を抑えるために最善を尽くす」と、大谷封じに意欲を見せる。

 米国代表は昨年4月の時点でジャッジ(ヤンキース)が主将として初めて参加すると発表。5月には23歳の剛腕、スキーンズ(パイレーツ)が代表入りに名乗りを上げた。前者は昨季のア・リーグMVPを、後者はナ・リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手)を獲得。二人のほかに各リーグで2冠に輝いたローリー(マリナーズ)とシュワバー(フィリーズ)、ア・リーグのサイ・ヤング賞左腕スクバル(タイガース)も参戦を表明した。

 投打の“現役タイトルホルダー”が名を連ねる布陣。『過去最強』の評価に異論はないほど、充実している。日本と米国の対決が実現するのは準決勝か決勝戦。決戦の地、マイアミで大谷が、侍ジャパンが、最強の敵を撃破して連覇の扉をこじ開ける。