フィギュアスケート女子の住吉りをん(22=オリエンタルバイオ/明大)が31日、現役続行を表明した。自身のインスタグラムを…

フィギュアスケート女子の住吉りをん(22=オリエンタルバイオ/明大)が31日、現役続行を表明した。自身のインスタグラムを更新。総合18位にとどまった全日本選手権から10日たった心境を明かし、「4年後のリベンジを目指し、競技活動を継続します」と報告した。

来年2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)の日本代表を目指したが、3枠には食い込めず。五輪最終選考会を兼ねた22日の全日本選手権のフリー後には、予定の取材対応を行わなかった。冒頭で「全日本選手権では温かい応援をいただき、本当にありがとうございました!」と書き出すと、「少し時間がかかりましたが、受け止めて消化し、自分の気持ちが固まりました。4年後のリベンジを目指し、競技活動を継続します」と、30年にフランスのアルプス地域で行われる五輪へ思いをつづった。

また、今年2月に父が61歳で他界していたことを告白。ショートプログラム(SP)は父のためにつくった楽曲であることを初めて公開し、「このプログラムをオリンピックで滑る姿を父に贈ることを目指していたので、悔しさでいっぱいです。しかしここで諦めず、4年後にオリピックの舞台で、支えてくださる方々への想いをのせて滑れるよう、まだまだ頑張っていきます」と誓いを込めた。

住吉は、原宿外苑中1年時の全日本ノービス選手権で、当時の歴代最高得点となる108・25点を記録し優勝。22年に明大に進学し、同年初出場したグランプリ(GP)シリーズフランス杯で銅メダル。23年の同大会では、ISU公認大会で日本女子初の4回転トーループを成功。今年1月のユニバーシティゲームズ、9月のロナルディア杯で優勝。GPフランス杯では、4年連続の3位となっていた。