<スピードスケート:全日本選手権>◇28日◇長野市エムウェーブ◇女子1500メートル26年ミラノ・コルティナ五輪(オリン…

<スピードスケート:全日本選手権>◇28日◇長野市エムウェーブ◇女子1500メートル

26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)の代表選考会で、女子1500メートルで22年北京五輪銀メダルの高木美帆(31=TOKIOインカラミ)が、1分55秒12で優勝を飾った。

前日の1000メートルに続き2冠。W杯4大会で好成績を残して五輪代表に内定していた2種目で、実力を示した。

2位は1分56秒21で佐藤綾乃(ANA)、3位は1分57秒20で堀川桃香(富士急)と「teamGOLD(チームゴールド)」のメンバー3人で表彰台に上がった。レース後には「このチーム、このメンバーで、このリンクで滑るのは最後のレースだった。チームは解散することは決まっている」と明かした。自身の「進退に関わる話ではない」と強調した。

早めの決断に至った理由については「冬競技はシーズンが終わってから次の選択を迫られる期間が短い。五輪終わってから決断はいやだなと思った。先に伝えておけば、おのおのが考え始めることができる」と説明した。

来年の五輪では、2大会連続銀メダルにとどまる1500メートルでの金メダルを掲げている。「足掛かりはつかめるようになってきたが、最後まで維持する、遂行する能力は足りないと感じた」と反省を口にした。「五輪の舞台ですべてを出せるように準備したい。目指すゴールをつかんでいきたい」と意気込んだ。

◆26年ミラノ・コルティナ五輪への道 11~12月に行われたW杯4大会の結果により、各国・地域に出場枠を配分。日本は男女7枠ずつを獲得した。W杯で好成績を残した女子500メートルの吉田雪乃、1000メートルと1500メートルの高木美帆は代表入りが確実。残りは26~28日の全日本選手権で争われる。