フィギュアスケートのエキシビション「メダリスト・オン・アイス」でコラボレーションした全日本選手権女子5連覇の坂本花織(2…
フィギュアスケートのエキシビション「メダリスト・オン・アイス」でコラボレーションした全日本選手権女子5連覇の坂本花織(25=シスメックス)、男子2連覇の鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)が話題となっている。
全日本選手権最終日から一夜明けた22日、東京・代々木第一体育館で坂本が自身のショートプログラム(SP)「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を演じた。そのステップを鍵山がマスターし、2人のコラボが実現。26年2月に開催されるミラノ・コルティナ五輪日本代表の男女エースが、息ぴったりに演技していた。
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大歓声のエキシビションから2日。クリスマスイブの24日に鍵山がX(旧ツイッター)を更新していた。
「先日のメダリストオンアイスでは、ついに私、花織ちゃんファン兼オタクの夢を叶えることができました。SPに限らずどのプログラムも花織ちゃんの全てが詰まった素敵なプログラムで、最後なのに、一緒に、と誘ってくれて一緒に滑れたことが本当に幸せでした」
3歳下の後輩は、全日本女王への思いをストレートに文字にしていた。
思い返せば1年半ほど前、坂本へのインタビューで鍵山の話題が出たことがあった。
23年全日本選手権の際、他のスケーターのバナータオルを振り、応援していたことを尋ねた時だった。
「誰を最初に買ったんやったかな?」と思い出しながら、出たのが鍵山の名。
「優真がむっちゃ好きで。一オタクとして好きで! もちろん滑りも好きで、人間性も好き。それで『むっちゃ応援したいな』っていうのがあって、タオルを買ったんです」
いつも明るい関西人は「ラブじゃなくて、ファンとして!」と笑わせていた。
話題はそれるが、その少し後に、坂本が初めて購入したバナータオルは本田真凜さん(24)だったことが判明した。
「真凜に『買った~!』って言っていて、優真くんのも持っている。それで『集めよう!』となったら(山本)草太が『俺のもあげる』とくれたり、足りないものは現地(23年全日本選手権が開催された長野)で買いました」
どれだけ肩書が加わっても変わらない坂本が、後輩に慕われている理由が分かる。
今回、1年半越しの思わぬ形で坂本が鍵山オタク、鍵山も坂本オタクと“相思相愛”であることが明らかになった。
ともに成績はもちろん、表現を含めた作品として滑り届けることができるエース。五輪には団体戦もある。ともに戦う仲間としても目が離せない。【フィギュアスケート担当=松本航】