レアル・マドリードは23日、ブラジル代表FWエンドリッキ(19)の期限付き移籍でリヨンと合意したことを発表した。契約は来…
レアル・マドリードは23日、ブラジル代表FWエンドリッキ(19)の期限付き移籍でリヨンと合意したことを発表した。契約は来年6月30日までの半年間で、背番号は9に決定している。
スペイン紙アスによると、この契約に買い取りオプションは付帯しておらず、リヨンが期限付き移籍の手数料としてRマドリードに100万ユーロ(約1億8000万円)を支払い、今季残りの給料は両クラブが分担するとのことだ。さらに、一定数の出場を義務付ける条項が盛り込まれているという。
エンドリッキは昨季終盤に右足ハムストリング腱を負傷し、復帰に4ヶ月かかったため、アメリカで今夏開催されたクラブワールドカップ欠場を余儀なくされた。そして9月のけが完治後、シャビ・アロンソ監督の信頼を勝ち取れず、今季ここまで公式戦わずか3試合、99分の出場に留まり、得点、アシストともに記録できていなかった。
来夏のワールドカップ出場を目標に掲げ、出場時間が必要なエンドリッキには多くのオファーが舞い込んでいた。中でもフランクフルトが尽力していたとのことだが、最終的にパウロ・フォンセカ監督から直接電話をもらって説明を受け、加入直後からスタメン入りの可能性が高いリヨン行きを決断したと同紙は伝えている。(高橋智行通信員)