全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)が23日、東京体育館と京王アリーナTOKYOで開幕する。男女各7チ…

全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)が23日、東京体育館と京王アリーナTOKYOで開幕する。男女各7チーム計14チームの東北勢から注目校を2回にわたり紹介する。第2回は14大会連続19度目の出場となる仙台大明成(宮城)。初戦は25日、県立海部(徳島)と興南(沖縄)の勝者と対戦する。新井慶太主将(3年)は明成のプライドを胸に意気込んだ。

  ◇  ◇  ◇

チーム力で勝負する。小田嶌秋斗や三浦悠太郎(ともに3年)ら得点力のあるプレーヤーがいるが、あくまでも3年生を筆頭に登録プレーヤー全員がキーマン。「全員で泥くさくディフェンスをして、全員でボールを回す早いバスケットを体現する」と新井は力を込めた。

畠山俊樹コーチ(34)を擁した09年に初優勝を飾ると、レイカーズ八村塁(27)を擁した13年からは3連覇、同大会では6度頂点に輝く。強豪校のプライドを胸に挑んだが昨年は日本航空(山梨)との初戦で63-65、1ポゼッション差で涙をのんだ。翌日のミーティングで新井は「強い明成を取り戻そう」とチームメートに向け、語りかけた。

共通認識をもち、より高い熱量で練習に取り組んだ。6月の東北大会では優勝を飾り、インターハイでは全国4強入り。自信がついた反面、「過信もありました」と慢心が影響し、練習試合でもベストパフォーマンスが出せない時期があった。畠山コーチからも「何が足りなかったかもう1度考えろ」とゲキをとばされ「泥くさく戦うことを忘れてはいけない」と気付かされた。

そこからまたチームを見つめ直した。1つ1つのミスに対して敏感に、守備の練習も球際への強度をあげ、苦しい時も自分たちで立て直す力を突き詰めた。11月のU18日清食品トップリーグでは7試合通し、悪い時間帯もあったが、タイムアウトは0。「苦しい時にどうやって自分たちで立て直すかと言うところを、畠山コーチが自分たちを成長させるために信じて懸けてくれた」とその思いに応えゲームメークをする力も培ってきた。

5年ぶりの日本一へ。「絶対に負けられない戦い。全員でするバスケットで1戦1戦挑んでいきたい」。強い明成で集大成をみせる。【高橋香奈】