スピードスケート女子でW杯第4戦ノルウェー・ハーマル大会2冠の高木美帆(31=TOKIOインカラミ)が16日、羽田空港に…
スピードスケート女子でW杯第4戦ノルウェー・ハーマル大会2冠の高木美帆(31=TOKIOインカラミ)が16日、羽田空港に帰国した。優勝した1000メートル、1500メートルで26年ミラノ・コルティナ五輪代表を確実とし「試行錯誤しているものが1つ形にできた実感がある」と受け止めた。
やはり調子を上げてきた。第3戦までは個人種目で頂点に立てなかったが、年内W杯最終戦で2つの金メダル。日本勢最多のW杯通算38勝に到達した。来年五輪での金メダルを最大目標に掲げる1500メートルを制して「ちょっと吹っ切れた」と明かした。持久力とトップスピードの両面が必要になると分析しつつ「私はトップスピードは持っている。どこまで失速せずにゴールまで持って行くか取り組めば勝算はある」と残り約2カ月の課題を口にした。
26日からは全日本選手権(長野)に臨む。内定の2種目に加えて500、3000メートルでもエントリー。全4種目で「滑る予定。体との相談はあるが、出る種目は取りに行く」と五輪代表選考会となる10日後の舞台を見据えた。その先に控える4度目五輪に向け「スタートラインに立った時に、何も考えずに行くだけだと思えることができれば最高」と描いた。【飯岡大暉】