スピードスケート女子の吉田雪乃(寿広)が16日、W杯4戦を終えて羽田空港に帰国した。ノルウェー・ハーマルで行われた第4…

 スピードスケート女子の吉田雪乃(寿広)が16日、W杯4戦を終えて羽田空港に帰国した。ノルウェー・ハーマルで行われた第4戦では女子500メートルで今季初V。表彰台にも3度立ち、来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表を確実としている。「あくまでも通過点だが、優勝できたことは自分の経験になる。ステップアップにつながるレースができた」と胸を張った。

 今季の同種目では、オランダのフェムケ・コクが6連勝と圧倒的な強さを見せている。だが、2番手以降は混戦模様で、W杯ポイントランキングでは吉田は2位につけている。目標とする五輪でのメダル獲得へ向けて「実力差があまりない。どうピーキングを合わせるかで勝者が決まると思う。メンタル、体調面全てピーキングを合わせることが大切」とポイントを挙げた。

 次週は五輪代表選考を兼ねる全日本選手権(26~28日、長野市エムウェーブ)に出場する。「1000メートルは(代表入りが)まだなので、しっかり滑れるように調整したい」と2種目での出場を狙う。