ラグビー・リーグワン2部の花園(旧近鉄)はこのほど、地元・東大阪市の小中学生は今季リーグ戦ホーム全試合入場無料とし、南…

 ラグビー・リーグワン2部の花園(旧近鉄)はこのほど、地元・東大阪市の小中学生は今季リーグ戦ホーム全試合入場無料とし、南アフリカ代表SOマニー・リボック(28)が16日、招待カードの授与を行った。本拠・花園ラグビー場に最も近い東大阪市立英田(あかだ)中を訪問。ラグビー部の練習に一部参加し「みんなに(花園近鉄)ライナーズに入りたいと思ってもらえるプレーをする」と約束し、「是非、ライブで楽しんでほしい」と呼びかけた。

 今回の無料招待は、新加入のリボックが入団時のトークショーで「地域の子供たちのために何かしたい」と提案。太田春樹監督(38)が呼応し、クラブが決定した。「少年時代はラグビーを好きになる大事な時間」と自身の経験と重ね合わせた司令塔。チームは13日の開幕・愛知戦(パロマ瑞穂)で快勝し、20日に本拠開幕・東葛戦(花園)を迎えるが「いい準備をしている」と自信を見せた。

 英田中は元日本代表CTB元木由記雄氏や元近鉄監督・坪井章氏らを輩出し、今秋の近畿大会でも準優勝した中学ラグビーの名門。岸田幸将主将(3年)は「リボック選手から力強い言葉をもらった。高校で花園に出て、将来はプロのラグビー選手になりたい」と目を輝かせた。