プロボクシングWBO世界フライ級4位桑原拓(30=大橋)が17日、東京・両国国技館で同級王者アンソニー・オラスクアガ(2…
プロボクシングWBO世界フライ級4位桑原拓(30=大橋)が17日、東京・両国国技館で同級王者アンソニー・オラスクアガ(26=米国/帝拳)に挑戦する。16日には東京ドームホテルで前日計量に出席し、400グラム少ない50・4キロでパスしたオラスクアガに対し、100グラム少ない50・7キロでクリアした。計量後にはルールミーティングが行われ、桑原陣営の申し立てで、オラスクアガは持参した米製グローブではなく、日本ボクシングコミッション(JBC)が用意していたメキシコ製グローブを使用することになった。
JAXON(ジャクソン)社製グローブで、カラフルなデザインが米西海岸を中心に人気を集めているという。既に海外でもWBAやWBOの世界戦で採用されており、オラスクアガも今年7月の京口紘人戦で使用していた。JBC安河内剛本部事務局長によると、今回持参されたグローブは京口戦の時よりも全体的に硬い製品だったという。安河内事務局長は「京口選手との試合で使用したグローブは柔らかく硬さも問題なかったが、今回は少し違った形状でもあった。WBOのスーパーバイザーからも両陣営が納得し、合意したグローブが良いということでしたので変更となりました」と経緯を明かした。