オリックス山口廉王投手(19)が16日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、50万円増の年俸550万円でサインした…

オリックス山口廉王投手(19)が16日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、50万円増の年俸550万円でサインした。

「1軍で1試合投げられましたが、後半にバテて、スピードが出なかった」。24年ドラフト3位で入団した新人の今季は2軍で主に先発として登板し、9試合2勝2敗、防御率2・83。1軍では10月に地元東北の楽天戦でプロ初先発したが、1回無安打無失点で勝敗はつかず。「1軍登板はいい勉強になりました。来年につながります」。豪快に左足を高く上げる投球動作が特徴的だが、「あのフォームでもタイミングがバラバラになっていた」と反省。体力を使う投げ方だが、投球動作を変えることのない強い意志を持っている。

来季へ「まずは1勝目を挙げたい」と明かした山口。オフは走り込みを中心に、母校仙台育英(宮城)を拠点に単独自主トレを予定。「体力切れで今年は走れなかった。シーズン中も走れる下半身を作りたいですし、(活躍する)先輩たちに食らいついていきたい」と言葉に力を込めた。(金額は推定)