昨夏のパリ五輪女子マラソン6位入賞の鈴木優花が16日、第一生命グループを退社し、同じくパリ五輪男子マラソン6位の夫・赤…

 昨夏のパリ五輪女子マラソン6位入賞の鈴木優花が16日、第一生命グループを退社し、同じくパリ五輪男子マラソン6位の夫・赤崎暁と同じクラフティア(旧九電工)に所属することが発表された。鈴木は第一生命を通じ「12月15日をもちまして第一生命グループ女子陸上競技部を退部し、退社することになりました」とあいさつし、これまでのサポートに感謝。「このチームで走ることができた約4年間、あっという間でしたが、陸上競技人生のみならず、一生の宝物です。ここまで学んだことは、必ず今後に繋(つな)げていきます」とした。

 鈴木は自身のSNSも更新。「今度は赤崎優花として競技を続けます」と登録名を赤崎牲に変更することを表明すると「夫は、私の心の支えであり、高め合える陸上の“同士”です。2025年も、どんな苦しい時も横にいて、私が前に進むまで待っていてくれました。だからこそ、今度は私も夫の力になりたいです」などとつづった。

 秋田・大仙市出身の鈴木は大東大4年時の22年3月の名古屋ウィメンズで初マラソンに挑み、学生新の2時間25分2秒で5位。卒業後の同年4月に第一生命グループに入社し、23年10月のマラソングランドチャンピオンシップを制してパリ五輪に出場。6位入賞を果たした。今年6月に赤崎との結婚を発表。練習拠点は鈴木が東京、赤崎が福岡と離れていた。10月に夫婦そろって同じイベントに出席した際は「一番は(2028年)ロサンゼルス五輪でメダルを取るという目標がある」とコメント。赤崎も「夫婦で五輪に出たいという思いがまずはある」と話していた。