ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す巨人岡本和真内野手(29)が、西武中村剛也内野手(42)と9年連続で合同自主ト…

ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す巨人岡本和真内野手(29)が、西武中村剛也内野手(42)と9年連続で合同自主トレを行った。17年オフに岡本が弟子入りを志願し、毎オフ恒例になった「おかわり塾」。球界を代表する大砲へと覚醒するきっかけをくれた師匠から、熱いエールを受け、今年で“卒業”かと思われたが、まさかの展開に…。【取材・構成=久保賢吾】

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◆おかわり塾VTR

▼17年 中村剛が岡本に体重を右足に残すコツを伝授。また、本塁打量産の心構えに「適当論」を説いた。「片仮名で『テキトー』は雑に感じるが、漢字なら適する当たり。考えすぎもよくない」

▼18年 中村剛が岡本に、左脇を開けるフォロースルーの意識を伝授。

▼19年 中村剛が岡本の左方向の打球がフックしていることに注目し助言。「インパクトの後、もう少し手首を返さないように意識してみたら」

▼20年 岡本に高めの打ち方を質問された中村剛は、小さなステップで距離を取り、コンパクトに振り抜く打ち方を伝授。

▼21年 中村剛と岡本が初参加した西武渡部健に惜しみなく助言。右膝が折れるタイミングやバットのグリップ位置を徹底指導。

▼22年 40発の壁に苦しむ岡本和へ、中村剛は「1カード1発」で48発ペースの意識を伝えた。

▼23年 初の40発をクリアした岡本に、中村剛も「もう技術的に言うことはない」と、さらなる飛躍に太鼓判を押した。

▼24年 左第五腰椎分離症のリハビリ中でバットが振れなくても、岡本は「僕にとっての原点」と参加。中村剛からは「もう、岡本さんの方がすごい」と褒められた。