◇アラブ杯準決勝 モロッコ3―0UAE(15日・カタール) 【ドーハ(カタール)15日=金川誉】カタールで開催中のアラブ…
◇アラブ杯準決勝 モロッコ3―0UAE(15日・カタール)
【ドーハ(カタール)15日=金川誉】カタールで開催中のアラブ杯準決勝はモロッコがUAEを3―0で破り、決勝進出を決めた。前半29分、左サイドからのクロスをFWカリムが打点の高いヘッドで合わせて先制。後半は元鹿島のFWカイオが10番を背負ったUAEに攻め込まれる時間帯もあったが、後半39分にカウンターからMFマディウイのミドルシュートが相手DFをかすめてネットを揺らし突き放した。さらに後半アディショナルタイムにも3点目を奪い、試合を決めた。
22年カタールW杯では、アフリカ勢初のベスト4進出を果たしたモロッコ。12月後半にアフリカ王者を決めるアフリカネーションズ杯を控えているため、アラブ杯にはパリSGのDFハキミら欧州組の主力選手は招集していない。それでもモロッコ国内組と、カタールやUAE、サウジアラビアなどアジア圏でプレーする選手たちで完勝し、選手層の厚さを感じさせた。
26年北中米W杯では、C組でブラジル、スコットランド、ハイチと戦うモロッコ。順当に1、2位で突破すれば、決勝トーナメント(32強)の初戦は、日本が入ったF組の2位、または1位との対戦となる。
なお準決勝のもう1試合はヨルダンが1―0でサウジアラビアに勝利。決勝はモロッコ対ヨルダンに決まった。