阪神ドラフト1位の創価大・立石正広内野手(22)が出世番号を背にプロの世界に飛び込む。新入団選手発表会が15日、大阪市内…

阪神ドラフト1位の創価大・立石正広内野手(22)が出世番号を背にプロの世界に飛び込む。新入団選手発表会が15日、大阪市内で行われ、育成選手を含む7選手の背番号が発表された。立石はシーズン214安打を記録したマートンらが背負った「9」に決定。1年目から2桁本塁打を目標に、すべてのタイトル獲得を目指す。

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背番号「9」のタテジマに身を包んだ立石は、身も心も虎色に染まる覚悟だ。関西でやりたいことを問われると「お好み焼きが好きなのでお好み焼きとか(食べたい)」と笑顔で明かした。「ドラフトで決まってから何回か食べに行きました」。会見での引き締まった表情から一変。白い歯を光らせた。

食文化だけではない。「個人的にはここでコミュニケーション能力を鍛えるというのを(目標に)挙げているので、いっぱいしゃべります」。しゃべりの本場で話術も磨くつもりだ。

プロ野球人生は背番号9でスタートする。「小さい頃から見てきたマートン選手のイメージが強い」。佐野仙好や藤本敦士(現総合コーチ)、マートンら打率3割経験者がずらりと並び、16年新人王の高山俊(現オイシックス)と受け継がれてきた。見据えるのは好打率&本塁打量産スタイルだ。「(打率は)3割を目指して。1年目に2桁本塁打には強いこだわりを持っている。着実に成長するためにそこを絶対クリアできるように」。スラッガーとして唯一無二の存在へ。「(背番号)9番といえば立石となれば最高」。自分色に染めていく。

内野が本職ではあるが藤川監督は複数ポジションの可能性を示唆した。「大いにどこのポジションでも可能性を持ってもらおうとは思いますけど。出場機会を取ることになってほしいですけどね」と期待を込めた。立石自身も「変化を恐れず柔軟に対応できたら」と、外野への挑戦をいとわない姿勢を示した。

最強「ドラ1カルテット」結成へ。森下、佐藤輝、大山のように「将来的にはクリーンアップを任されるように」と力を込める。ベストナインも「もちろん目指したいですね」と意欲を見せた。さらには「全部のタイトルを毎回争うような選手になりたい」。金の卵が虎のスター街道を駆け上がる。【村松万里子】