スノーボード男子で22年北京五輪(オリンピック)ハーフパイプ(HP)金メダリストの平野歩夢(27=TOKIOインカラミ)…
スノーボード男子で22年北京五輪(オリンピック)ハーフパイプ(HP)金メダリストの平野歩夢(27=TOKIOインカラミ)が、モチベーションの源泉を明かした。
15日、都内で自らが契約アスリートとして締結する、アイウェアやアパレルを展開する米スポーツブランド「オークリー」のイベントに出席。自身初となるシグネチャーモデルのゴーグルを発表した。今回のモデルには「命」をコンセプトにしたという平野。「海外遠征からも無事に帰って来られるっていう保証がない中で、年々命がけで生活していかないといけない思いは強かった。その中で子供が生まれて、より自分の命への重みが強まった」と、新アイテムに込めた思いを明かした。
昨年3月に自身の公式サイトで結婚とお相手の妊娠を発表。1歳半になった第1子の存在が、大きなモチベーションになっている。海外遠征が多いため、普段はなかなか一緒に過ごすことはできないが、小さな成長に驚かされる日々だという。「以前の『自分だけのために』という思いより、すごくエネルギーもらう瞬間がある。海外に行く時はやっぱり寂しくなることも増えた。新しく自分の人生が始まったなって」と声を弾ませた。
26年ミラノ・コルティナ五輪で2連覇を目指す第一人者。今月4日に行われた主要大会初戦となる「ザ・スノーリーグ」では、軸を斜めに縦3回転、横4回転する大技「トリプルコーク1440」を決めるなど好発進すると、先週行われたワールドカップ(W杯)開幕戦で優勝。4大会連続の五輪代表入りを確実にしている。