<スペインリーグ:アラベス1-2Rマドリード>◇14日◇第16節◇メンディソローサレアル・マドリードのシャビ・アロンソ監…
<スペインリーグ:アラベス1-2Rマドリード>◇14日◇第16節◇メンディソローサ
レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督(44)がアラベス戦後、「VARに行かなかったのは驚きだ」とビニシウスへのPKの可能性のあるプレーを流した主審の判定に不満を述べた。
レアル・マドリードは14日にアウェーで行われたスペインリーグ第16節でアラベスと対戦した。前半は決定機の少ない中、24分にベリンガムのパスを受けたエムバペが決定力の高さを発揮し、ドリブルシュートで先制点を記録した。後半に反撃を受け、23分にカルロス・ビセンテにディフェンスラインの背後を突かれて同点弾を許すも、31分に左サイドを突破したビニシウスのパスからロドリゴが決勝点を記録した。Rマドリードは2-1で勝利して公式戦の連敗を2でストップし、リーグ戦で首位バルセロナに勝ち点4差の2位につけている。
試合後、シャビ・アロンソ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙マルカが伝えた。アラベス戦について、「試合は非常に激しいものとなった。我々はとてもいい形でスタートしたが、その後コントロールを失った。後半も良いスタートを切ったが、いいパフォーマンスだったバルデペーニャスが唯一ミスを犯した場面で失点してしまった。チームは全力を尽くし、2点目を奪って勝ち点3を獲得できた。勝利することが重要だったので、この勝ち点3に満足しているよ」と振り返った。
ビニシウスが終盤、ペナルティーエリア内で足を蹴られて転倒し、PKの可能性のあった場面で主審がオンフィールドレビューを行わなかったことに対しては、「あのプレーは明らかなものだったと思う。VARに行かなかったのは驚きだ。とはいえ、驚きはない」と苦言を呈した。
シャビ・アロンソ監督はまた、年内の残り3試合の結果次第で解任の可能性が報じられる中、勝利を挙げられて安心したかという質問に対し、「我々は自分たちのことに大いに集中している。欠場者が多数いる中で勝利を収めたことを高く評価しているよ」と返答していた。
Rマドリードはこの後、17日に3部タラベラとアウェー、20日にセビリアとホームで対戦し、25年の全日程を終了する。(高橋智行通信員)