◆ショートトラック 全日本選手権 最終日(14日、東京辰巳アイスアリーナ) 試合後、来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表…
◆ショートトラック 全日本選手権 最終日(14日、東京辰巳アイスアリーナ)
試合後、来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表が発表された。すでに宮田将吾(日本通運)、中島未莉(みれい、トヨタ自動車)ら男女各3人は出場が確実となっていたが、この日正式にミラノ行きの切符を獲得。今大会で18大会ぶりの女子3冠を達成した長森遥南(アンリ・シャルパンティエ)、今季ワールドツアー(WT)に出場した渡辺碧(トヨタ自動車)、男子の岩佐暖(きらぼし銀行)の3人が新たに加わり、男子4人、女子5人が五輪出場権を手にした。
一方で昨季WTの男子1500メートルで銀メダルを獲得した林康生(中京大)はメンバーに入らなかった。補欠選手にも該当しておらず河合季信強化部長は「本人から(選考に)参加の意思がないと。辞退ですね」とこの日の朝にコーチを通して連絡があったと明かした。
林は大会初日の男子1500メートルで決勝に進出。だが、ゴール直前に転倒し、ほかの選手を妨害したとしてイエローカードを受けていた。その後行われた再レースは除外に。同日の500メートルは左内ももの裂傷により棄権。この日出場予定だった1000メートルも出場していなかった。
五輪代表選考の大会期間中に有力選手が辞退を申し出る異例の事態に。河合氏は林と直接連絡が取れておらず、辞退理由などは聞かされていない。「候補には入っていました。悩ましい申し出だった」と困惑した様子だった。
◆ショートトラックのミラノ・コルティナ五輪代表
▽男子 宮田将吾(日本通運)、吉永一貴(トヨタ自動車)、渡辺啓太(阪南大)、岩佐暖(きらぼし銀行)
▽女子 中島未莉(トヨタ自動車)、金井莉佳(日大)、平井亜実(トヨタ自動車)、渡辺碧(トヨタ自動車)、長森遥南(アンリ・シャルパンティエ)