日本ハム野村佑希内野手(25)が14日、埼玉県・加須市で行われた花咲徳栄(埼玉)ОB選手による「加須きずな野球教室」に参…

日本ハム野村佑希内野手(25)が14日、埼玉県・加須市で行われた花咲徳栄(埼玉)ОB選手による「加須きずな野球教室」に参加した。加須市、久喜市とその近隣の小学生560人を相手にオリックス若月健矢捕手(30)、広島高橋昂也投手(27)ら選手7人とライオンズレディースの選手10人で講師を務めた。

小雨が降りしきる冬の寒さの中でも、会場となった「加須きずなスタジアム」は子供たちの熱気に包まれた。今回で5回目となる教室に、野村は「毎年のことですが、子供たちに元気をもらえますね。たくさん野球をやってくれてうれしいです」と、笑顔で子供たちに技術指導。野球を始めてまだ1カ月という野球少年が、フライを見事にキャッチ。「楽しそうにやってくれているのがいいですね」。大きな拍手をおくった。

来年は4番定着を狙う。今年は開幕4番を務め、3月30日の西武戦で2打席連続本塁打を放つなど、チームの主砲としてチームを引っ張ったが、シーズン途中で左内腹斜筋肉離れで約1カ月、1軍から離脱。101試合に出場し、2割6分8厘だった。「いいところ、悪かったところが明確だった。シーズン最後は優勝を逃し悔しい1年。自分の中でも特別なシーズンでした」と、感慨深く振り返った。

目標は明確だ。「4番は自分の居場所、一番輝ける場所だとわかっている」。そのために、最大のパフォーマンスを出し続けるにはどうしたらいいのかを追及し続ける。「いかに打ち続けるか。どの場面で打つのが一番なのか。毎日積み重ねていきたい」。オフの間も、体の土台、基礎的な身体能力を大きくするトレーニングに取り組む。「シンプルにウエートの回数、重量で変化をつけていく」と、その方向性は見極めている。

来年も4番で勝負するために。そして、優勝を逃した悔しさを晴らすその日まで。バットを振り続ける。