桜花賞と同じ舞台で行われる2歳女王決戦。近年は一連のトライアル競走を使わないで桜花賞本番に挑む馬も多く、近10年間で…

 桜花賞と同じ舞台で行われる2歳女王決戦。近年は一連のトライアル競走を使わないで桜花賞本番に挑む馬も多く、近10年間でこのレースから直接桜花賞へと駒を進めた馬は[3-3-0-5]。来春のクラシックを占う上では見逃せないレースだ。しかし1番人気馬は[1-4-1-4]。マイルGIだけにスピードと瞬発力、そして完成度も大切だが、将来性も含めて予想したいレースだ。

 ◎アルバンヌはサフラン賞優勝馬。このレースは前後半の半マイルが47.4秒〜46.4秒というスローペース。好スタートを切ったものの1度後方に下げ、その後じわじわとポジションを上げながら、最後は抜け出した2着馬をゴール前でねじ伏せた。急坂のある中山競馬場で、最後3ハロンのレースラップが11.9秒、11.2秒、11,1秒という加速ラップ。それを差し切ったのだからすごい。阪神競馬場マイルコースはデビュー戦で経験しており、フェスティバルヒルから0.1秒差2着だったというのも評価できる。

 〇スターアニスは中京2歳S2着馬。小倉競馬場芝1200mのデビュー戦はスタートで行き足がつかずに見せ場なく終わったが、1度レースを経験した未勝利戦はのちに福島2歳Sを勝つことになる馬を相手に7馬身差。この時の勝ちタイムは前週に行われた北九州記念と0.2秒差という優秀なものだった。前走の中京2歳Sでは、最後勝ち馬の決め手に屈したもののレコード決着の中で勝ち馬とは同タイム。後続に7馬身差をつけた。今回は1ハロンの距離延長がポイントになりそうだが、楽しみな1頭だ、

 ▲アランカールは野路菊S優勝馬。福島競馬場芝1800mのデビュー戦は最後方から。向正面で一気にポジションを上げると、最後は楽に抜け出して4馬身。前走の野路菊Sは少頭数競馬だったとはいえ前後半の半マイル47.9秒〜45.6秒というスローペースを最後方から直線だけで突き抜けた。まだ粗削りな面があって現時点では全幅の信頼を置けないものの高い将来性と潜在能力を感じさせる。

 △スタニングレディは東京競馬場芝1800m新馬戦優勝馬。牡馬混合戦ということもあって人気はなかったが、好スタートから1度下げて中団待機。最後は11.5秒、11.6秒というレースラップの中でゴチャついた馬群を割った。注目に値する。

 あとはファンタジーS2着の△ショウナンカリス、アルテミスS2着△ミツカネベネラ、逃げなくても競馬が出来る△マーゴットラヴミーを押さえておきたい。