エンゼルス菊池雄星投手(34)が13日、来年3月に行われるWBC出場への強い意欲を示した。高校時代を過ごした岩手・花巻市…

エンゼルス菊池雄星投手(34)が13日、来年3月に行われるWBC出場への強い意欲を示した。高校時代を過ごした岩手・花巻市にプロデュースした野球複合施設「King of the Hill(KOH)」で自主トレを公開。侍ジャパンへの思いを聞かれ「前のめりで考えたいなと思います」と語った。菊池は最終候補に入っているとみられ、順当にいけばメンバー入りし、WBC2連覇に向けた大きな戦力となる。

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菊池は、来年3月のWBCへの思いを聞かれ、ストレートな言葉で表現した。「今まで(日本代表に)ご縁がなかったですから、何とか野球人生の中で1度はという思いは常に持ってましたので、そういうチャンスがあればぜひ、前のめりで考えたいなと思います」とWBC出場への強い思いを示した。

すでに、今シーズンの最終戦の時にエンゼルスのミナシアンGMには「もし話があれば、前のめりで考えたいです」と自身の思いを伝達。日米球界関係者の話を総合すると、菊池は最終候補に入っているとみられ、順当にいけばメンバー入りし、ドジャース山本、カブス今永らとともに強力な先発陣を形成することになりそうだ。

WBCは3月上旬に開幕し、通常よりも早めの調整が求められるが、体の状態も良く、来週にはブルペン投球を始める予定。例年より約1週間早めのペースで投球を解禁する。「いつお声が掛かってもいいように、準備してるつもりです」と調整を進めながら、今オフのテーマに掲げる速球の質の向上に取り組む。

現状、WBCへの出場を表明した日本人メジャーリーガーはドジャース大谷だけだが、菊池も選出されれば、花巻東OBから2人が出場することになる。「昨日、(花巻東の)佐々木監督とご飯に行きましたけど、『そうなったらいいよね』っていう話はしてましたし、『そうなったら、チケットを用意しますよ』っていう話もして、『いい席を取りますよ』って言いました」と笑顔で話した。

この日は、花巻東の後輩でもある巨人西舘、常総学院出身でパドレス傘下でプレーするバルザー・ブライアンと約4時間半、ハードなメニューを消化した。今季は自身初の開幕投手を務めるなど、33試合に登板し、7勝11敗、防御率3・99。「開幕投手はチャンスがあればと思っています」と2年連続の大役にも照準を定めた。【久保賢吾】

○…エンゼルス菊池が、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す古巣西武の後輩の高橋、今井とメジャーリーグの舞台で再会することを心待ちにした。「『一緒にできたらいいね』という話は、彼らが若い時からしてましたんで、そういうチャンスがあるというのは、非常にうれしいです」と話した。

◆菊池と日本代表 花巻東3年時にエースとして春準V、夏は4強と甲子園で活躍。通常なら9月の日米親善野球で高校代表入りしておかしくなかったが、背筋痛のため選出されなかった。プロでは西武時代の15年7月に発表された第1回プレミア12の侍ジャパン第1次候補65人に入ったが、同9月発表の候補45人からは外れた。