◆バレーボール全日本選手権皇后杯 3回戦 NEC川崎3-0ブレス浜松(13日、東京体育館) 女子3回戦が行われ、昨年大会…
◆バレーボール全日本選手権皇后杯 3回戦 NEC川崎3-0ブレス浜松(13日、東京体育館)
女子3回戦が行われ、昨年大会で初戦の2回戦敗退した大同生命SVリーグで今季首位のNEC川崎が、Vリーグのブレス浜松を3―0で下し、8強入りを決めた。日本代表でチームのエース・佐藤淑乃は「相手がどこでも、100%の力で戦いきることは、入る前から(皆で)言っていた。全てがうまくいったわけではないけど、チームの出だしとしてはいいスタートを切れたと思います」と表情を引き締めたまま話した。
3連覇を目指した昨年大会は、日程が近い時期に開催された世界クラブ選手権に出場したため、佐藤ら主力は不在だった。難しいチーム状況ではあったが、初戦の2回戦で筑波大にフルセットの末にまさかの敗退。今大会は初戦の3回戦から佐藤、主将の山田二千華、途中出場のアタッカー・和田由紀子ら日本代表陣も起用され、今季リーグで開幕10連勝を含む16勝(2敗)を挙げる常勝軍団として「圧倒的に勝つ」と意気込み、一戦必勝で挑んだ。
11月中旬のリーグ戦で左足首負傷から実戦復帰した和田も、途中出場ながら強烈なサービスエースをコート右隅に決めるなど存在感を示した。「自分たちのリズムを大切にした。(患部の状態も)徐々に戻ってきている」と手応え。「あとはプレーの体力の部分。そこだけ回復できれば」とうなずいた。14日の準々決勝では、11月のリーグ戦で1敗しているPFUが相手。エース・佐藤は「負けているチームなので、スタートから自分たちの力を120%出して戦いたい」と気を引き締めた。