<ラグビー・リーグワン1部:神戸28-33東京ベイ>◇第1節◇13日◇ノエスタ創設5季目が開幕し、昨季2位のクボタスピア…

<ラグビー・リーグワン1部:神戸28-33東京ベイ>◇第1節◇13日◇ノエスタ

創設5季目が開幕し、昨季2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイが同3位コベルコ神戸スティーラーズとの接戦を33-28で制し、白星発進した。退場者を出して数的不利となりながらも28-28の後半30分、WTB木田晴斗(26)がトライを決めて突き放した。東京SGはBR東京を逆転で破った。上位6チームが対象のプレーオフ進出へ今季は好スタートを切った。

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14人対15人の戦いとなりながらも、東京ベイが底力を発揮した。後半14分、ロックのイエレミアが危険なプレーで「20分レッドカード」。18-21と3点を追う局面でのアクシデントとなった。1度は逆転しながらも再び追いつかれる苦しい展開。それでも同30分にFBスティーブンソンとのワンツーで抜け出したWTB木田が勝ち越しトライを決めた。2トライでプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出された26歳は「呼吸の合ったプレーで決められた。自分の役割を遂行することを意識して、試合の中で修正できた」とうなずいた。

左膝負傷で長期離脱もあったが、昨季は大きな1年となった。25年9月の環太平洋6カ国対抗戦パシフィックネーションズカップの米国戦で代表初キャップ。さまざまな刺激を受けた中で「代表ではマインドセットの部分で成長できた」と確かな変化を感じられた。

「開幕戦の重要性は学んできた。ここに焦点を合わせてきたので、結果が出せて良かった」と3季ぶりVへ、自信を膨らませる初戦白星をつかんだ。「個人のランで取れるトライを増やしていきたい」。今季は、負傷離脱することなく走り続けてみせる。【永田淳】