<ノルディックスキー:名寄ピヤシリジャンプ大会>◇13日◇名寄市ピヤシリシャンツェ(ヒルサイズ=HS100メートル)冬の…
<ノルディックスキー:名寄ピヤシリジャンプ大会>◇13日◇名寄市ピヤシリシャンツェ(ヒルサイズ=HS100メートル)
冬の国内開幕戦で女子は一戸くる実(21=雪印メグミルク)が合計217・0点で3年ぶり2度目の優勝を果たした。1回目92メートルで首位に立ち、2回目89・5メートルで2位に23・5点差をつけて退けた。飛距離換算で11・75メートルの圧勝だった。
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W杯メンバーから漏れた一戸が意地を見せた。1回目に女子唯一のK点越え。2回目も首位を譲らなかった。ミラノ・コルティナ五輪代表候補の1人だったが、11月の全日本選手権ラージヒルで3位。代表選考に重要なW杯参戦を逃し「1週間ぐらいはめっちゃ泣いた」。3年ぶりの国内での冬シーズン開幕戦で結果は残したが「オリンピックの可能性はゼロではないけど、めちゃくちゃ厳しい。スタートラインにも立てなかったっていうのは悔しい」と思いを口にした。
五輪への未練を断ち切り、今は来季開催される世界選手権を目標に据える。まずは五輪代表選考後となる来年1月のW杯札幌&蔵王大会に向けて「しっかり私でもW杯に通用するんだぞっていうのを成績で出して、来年につながれば」と歩み出している。