<バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)第14節:北海道109-85富山>◇13日◇札幌・北海きたえーるレバンガ北海道…
<バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)第14節:北海道109-85富山>◇13日◇札幌・北海きたえーる
レバンガ北海道が今季最多109得点を挙げて富山に完勝し、クラブ最多を更新する11連勝を飾った。第1クオーター(Q)はわずか1点差の滑り出しだったが、選手同士で話し合いすぐに修正。第2Qは相手へのプレッシャー強度を上げ、同Qだけで39得点と爆発した。トーステン・ロイブル監督(53)は「今日はベンチメンバーのおかけで勝利ができた」と言った。日替わりでヒーローが出てくるのが今季のチームの強みだが、この日はベンチメンバーで55得点を挙げた。
特に目立ったのがジョン・ハーラー(26)だ。第2Qに豪快なダンクシュートを決めるなど、日本でのプレー3季目でキャリアハイとなる24得点の活躍。さらにチーム最多8リバウンドと勝利に貢献した。「今日はシュートの感触も良かった。ベンチメンバーは強度を高く、スピードとペースを上げることを求められているが、それができた」と胸を張った。
日本代表の富永啓生(24)やNBAで248試合に出場したジャリル・オカフォー(29)などのタレントだけではなく、各選手の成長で戦いながら層の厚さも増してきた。ハーラーは「ハードな練習でステップアップできているし、選手が自信を持ってプレーができている」と充実した表情を浮かべる。14日も同じ富山が相手。12連勝へ、死角は見当たらない。
○…富永がチーム最多の28得点を挙げた。3ポイントは4本中2本の成功にとどまったが、積極的なドライブで得点を重ねた。日本代表のW杯アジア1次予選台湾戦から連戦となっているが、「今日は22分しかプレーをしていない。しっかりケアをして、毎試合、万全な状態で臨めるようプロ選手として準備をしていきたい」と意気込んだ。