立ち技打撃格闘技のRISE(ライズ)は13日、「RISE194」(14日、東京・後楽園ホール)に向けた前日計量および記者…

立ち技打撃格闘技のRISE(ライズ)は13日、「RISE194」(14日、東京・後楽園ホール)に向けた前日計量および記者会見を都内で開催し、全10試合20選手が計量をクリアした。

今大会のセミファイナルでは第3代RISE QUEENアトム級(-46キロ)王座決定戦3分5回無制限延長回が行われ、平岡琴(35=TRY HARD GYM/同級2位)と島田知佳(team VASILEUS/同級4位)がベルトをかけて激突する。

計量後の会見では島田が「今日を迎えるまでに、チームの皆さんをはじめ、いろんな方々に支えてもらって、協力してもらって、しっかり仕上げてきたので、明日は何が何でも勝ちをつかみ取って、私がチャンピオンになります」と宣言。

すると平岡は「前回のタイトル挑戦から約6年、本当に地獄のような日々を乗り越えて今日までやってきました。明日はその答え合わせをする日だと思っているので、必ずベルトを巻いて、自分の力でこの6年間を正解にしようと思っていますし、できるだけの日々を積み重ねてきた自信はあるので、明日は3分5ラウンドを最高に楽しんで、10年越しの夢をかなえようと思います」と戴冠を誓った。

平岡は20年2月に当時の王者紅絹(もみ)に挑戦したが判定負け。翌21年3月に同門の宮﨑小雪が紅絹に判定勝ちして王者になったため、宮﨑が今年3月にベルトを返上するまで、挑戦がかなわなかった。

そんな中でも平岡は「いろんなオファーがある中で、やっぱり私はこのRISEのアトム級のベルト…紅絹さんだったり、階級はちょっと違いますけど神村エリカ選手が巻いていたこのベルトにずっとこだわりを持ってやってきたので。多団体でというよりは、最初に巻くベルトはRISEがいいと思っていました」とこだわりを持って競技に取り組んできたという。

島田は、武尊や野杁正明、与座優貴といった世界トップの強豪たちを抱えるteam VASILEUSの女子有望株。「世界最高峰で活躍する先輩方とかを見てても、やっぱり練習で一切妥協しないし、自分の限界を毎回超えてきているので、そういうのを見ていると、やっぱり自分もこんなんじゃダメだなというふうに頑張れます」という。

それでも平岡は「私は(同門の宮﨑姉妹の)若菜、小雪だったり、ずっと一緒にやってきて、私たちの絆っていうのはさすがの名門VASILEUSでも超えられないと思っているので。全然ジムの強さみたいなものは感じてないですね」と話し、VASILEUSからの刺客、島田には絶対に負けないという意気込みを示していた。