<興梠慎三引退試合>◇13日◇埼玉スタジアム昨季限りで現役を退いた元日本代表FW興梠慎三(39)の引退試合が行われ、興梠…
<興梠慎三引退試合>◇13日◇埼玉スタジアム
昨季限りで現役を退いた元日本代表FW興梠慎三(39)の引退試合が行われ、興梠が英語であいさつのスピーチを行った。
会場がざわついた。試合後、マイクの前に立った主役が「鹿島アントラーズのみなさん、Jリーグ優勝おめでとうございます。鹿島アントラーズの選手の皆さん今日は本当にありがとうございます」とあいさつ。その後「OK!」と言うと「Good evening everyone…」とまさかの英語でスピーチを始めた。
隣に通訳が立ち、興梠の英語を日本語に訳す異例の展開。「ここから新たなコーチ、監督としての新しい旅が始まります。そのために一番大切なのは選手との良いコミュニケーションだと思います。だから私は国大セミナーの力を借りて英語を勉強しています。そうすることで外国人選手と直接コミュニケーションを取ることができる」と英語で話した意図を明かした。
その上で「ぼくが浦和レッズの監督として戻るまで待ってください。それをかなえるために一生懸命突き進むことを誓います」などと語った。
スピーチ全文(日本語訳)
みなさんこんばんは、この特別な試合の後に残っていただきありがとうございます。
今年、我々はクラブワールドカップ(W杯)に出場しました。しかし、その結果によってこの中にいる多くのスタッフ、サポーター。選手がものすごく悔しい思いを抱きました。しかし、いつか必ずこのチームは輝かしい場所へ導かれることを、私は確信を持っています。
私は現役生活の中、多くの偉大な選手監督からたくさんのことを学びました。ここから指導者、監督としての新たな旅が始まります。そのために一番大切なのは選手との良いコミュニケーションだと思います。だから私は国大セミナーの力を借りて英語を勉強しています。そうすることで外国人選手と直接コミュニケーションを取ることができるからです。
ぼくが浦和レッズの監督として戻るまで待ってください。それをかなえるために一生懸命突き進むことを誓います。
今日という日、これまでのサポートを心の底からありがとうございます。このピッチで、監督としてまた会いましょう。ありがとう。