ラグビーの全国大学選手権は１４日に３回戦４試合が行われる。注目は東大阪市花園ラグビー場で開催される京産大（関西２位）と…
ラグビーの全国大学選手権は１４日に３回戦４試合が行われる。注目は東大阪市花園ラグビー場で開催される京産大（関西２位）と慶応大（関東対抗戦５位）の強豪対決だ。１２日には両校がメンバーを発表。セットプレーが勝負の行方を左右すると見られ、京産大はＦＷ第１列に小林龍昇（３年＝金光藤蔭）、平野龍（４年＝札幌山の手）と佐名木風雅（２年＝関大北陽）を起用した。
関西リーグの最終節・天理大戦はフランカーで先発している平野がフッカーで出場。初先発で３番の佐名木とともに屋台骨を任される。さらに途中からＵ２３日本代表のプロップ八田優太（３年＝城東）が出てくる可能性が高い。平野は「慶応のスクラムは１番から出てくる。そこがキーになっていると思います。帝京や明治にも押している場面があったので、しっかり対策をしたい」と分析。今季、課題のラインアウトについても「キャッチングする選手との呼吸が合うように毎日やっています」と明かした。
昨季の準決勝・早大戦にも平野は先発しており、国立の大舞台を経験したことが財産になっている。「チームはベスト４の壁を１度も越えたことがないので、今年こそは破りたい。毎回、試合を見に来てくれる家族とお婆ちゃん、ラグビー人生で教えてくれた指導者の方々に恩返しをするつもりで全力で、最後は楽しんでプレーをする」。
５季連続の４強入り、その先にある悲願へ。
まずは伝統校の慶応大を打ち破る。
【１４日の３回戦】
（花園）
・関学大（関西３位）－福岡工大（九州１位）
・京産大（関西２位）－慶応大（対抗戦５位）
（秩父宮）
・東洋大（リーグ戦２位）－帝京大（対抗戦４位）
・早大（対抗戦３位）－関東学院大（リーグ戦３位）
【京産大のスタメン】
１小林龍昇（３年＝金光藤蔭）、２平野龍（４年＝札幌山の手）、３佐名木風雅（２年＝関大北陽）、４石橋チューカ（３年＝報徳学園）、５石川東樹（３年＝大分東明）、６高木彗那（２年＝札幌山の手）、７伊藤森心（４年＝松山聖陵）、８シオネ・ポルテレ（４年＝目黒学院）、９高木城治（３年＝東福岡）、１０奈須貴大（４年＝光泉カトリック）、１１ナブラギ・エロニ（３年＝大分東明）、１２神拓実（２年＝東福岡）、１３平山尚樹（４年＝東福岡）、１４小林修市（４年＝京都成章）、１５宮里快一（２年＝名護）
【慶応大のスタメン】
１井吹勇吾（２年＝桐蔭学園）、２藤森貴大（３年＝慶応高）、３中谷太星（２年＝東福岡）、４西野誠一朗（１年＝桐蔭学園）、５キーヴァーブラッドリー京（２年＝常翔学園）、６恩田優一郎（３年＝慶応高）、７申驥世（１年＝桐蔭学園）、８中野誠章（２年＝桐蔭学園）、９橋本弾介（４年＝慶応高）、１０小林祐貴（１年＝慶応高）、１１伊吹央（４年＝慶応高）、１２今野椋平（４年＝桐蔭学園）、１３小舘太進（４年＝茗渓学園）、１４小野沢謙真（２年＝静岡聖光学院）、１５田村優太郎（２年＝茗渓学園）
