「海響王決定戦・G1」(12日、下関) 強風により1Rから安定板が装着される悪条件の中、関浩哉(31)=群馬・115期…

 「海響王決定戦・G1」(12日、下関)

 強風により1Rから安定板が装着される悪条件の中、関浩哉(31)=群馬・115期・A1=が1号艇のターンミスを見逃さず鋭く差して勝利。G16回目の優勝を決めた。2着には安河内将(佐賀)、3着には若林将(東京)が入った。

 G15勝の実績はだてではなかった。6艇全て0台の好スタートを決め、1号艇の安河内が先に回ったが、少し流れ気味になった隙を見逃さず、関が2コースから鋭く差して勝利した。「ターンだけを意識していたが、まさかだった。でも良かった」と安どの表情を浮かべる。

 11月の徳山周年で今年初優勝を決めたいい流れがここでも続いていた。「本当に徳山の優勝がいいきっかけになっている」と完全に自信を取り戻せた。

 次節は年末の大一番となるSG・グランプリ(16~21日・住之江)が控えている。2年連続2回目の出場となるが、いいムードを構築できている。「グランプリもしっかり頑張りたい」と手応えも感じ始めている。大一番で頂点へ駆け上がることだけを考えて臨む。