「赤門リレー」から「東大サンド」へ。第102回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)の予選会落選の上位10校とチーム…
「赤門リレー」から「東大サンド」へ。第102回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)の予選会落選の上位10校とチーム21位以下の個人上位6選手で編成された関東学生連合チーム(オープン参加)の秋吉拓真(東大4年)と本多健亮(東大大学院2年)が、意気込みを語った。
12日に千葉県内でチーム練習を公開。今大会からチームの選抜方法が変更となり、出場上限は1回から2回までに緩和された。
前回8区を走った秋吉は、10月の予選会で日本人5位の個人12位。文句なしの2年連続のメンバー入りを決めた。2度目の挑戦権を得たことに「今年の初めの方にルール変更の発表があって本当にラッキーだった」と実感を込める。
一方、チーム最年長24歳の本多は、個人111位で個人枠5番手での選出。前回9区の古川大晃に続く学生連合入りに「なんとか学生連合に滑り込めたのが正直なところ。昔の競技力からしたら考えられないところまで来ることができたことに、1個、達成感があった」と喜ぶ。
前回は、8区秋吉と9区古川による「赤門リレー」が戸塚中継所で実現。さらに9区では古川が給水係に研究室の恩師を抜てきし、「給水おじさん」と呼ばれ、注目を浴びた。
今回の区間配置は、予選会の個人順位やチーム順位の成績など4つセクションの合計ポイントで決まる。 最終選考となる5キロ3本のトライアルレースは13日に行われる。秋吉は1区、本多は10区とそれぞれ希望区間を掲げながら、準備を重ねてきた。
淡青のコンビは果たして、正月の風物詩でスタートとゴールを飾れるのか。
秋吉は卒業後、大学院に進み「3代目山の神」こと神野大地選手兼監督が率いるM&Aベストパートナーズで競技を継続。「そういう形になればすごく面白いな。去年はタスキつなぎという形だったけど、来年は『東大サンド』みたいな感じでやるのもいいかな」。 一方、博士課程に進む本多は「ゴールテープを切るのは絵になる。東大陸上部の補助員が大手町にいるので、知名度アップも含めて帰って来られたらな」と完全燃焼を誓った。
【泉光太郎】