現役ドラフトで西武に加入する茶野篤政外野手(26)が12日、埼玉・所沢の球団事務所で入団会見を行った。背番号31に決定し…
現役ドラフトで西武に加入する茶野篤政外野手(26)が12日、埼玉・所沢の球団事務所で入団会見を行った。背番号31に決定し「自分の持っているもの全てをかけて、本当に1年勝負で全力で頑張りたいです」と強い覚悟を示した。
「関東は初めて」という茶野だが何かと縁もある。広池本部長は走攻守の評価もしつつ「暑い中でもとにかく手を抜かない。攻守交代(のダッシュ)も1つ1つのプレーも最後までやり抜く」とし「実直にまっすぐ野球をやっている」とたたえた。FA獲得の桑原に続き、空気をいい方向に変えられる人間力が、オフの補強方針に合致した。
滋賀・東近江市で生まれ育った。西武グループの一員である近江鉄道がいつもそばに。「電車もバスもライオンズのマークが付いているとか見ていました」と懐かしみ、同じ滋賀出身で近江鉄道の駅舎に写真が飾られる右腕山田には「僕も負けていられない」と共闘を心待ちにする。そんな茶野が茶どころ狭山丘陵へ。活躍すれば「コラボしたいと思います」と狭山茶×茶野が視野に。「麦茶が好きです」と猛暑でこそ際立つ新戦力が、西武の“茶柱”になる。【金子真仁】