中日の高橋宏斗投手(23)が12日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」でで契約更改交渉に臨み8000万円増の柳裕也投手…
中日の高橋宏斗投手(23)が12日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」でで契約更改交渉に臨み8000万円増の柳裕也投手(31)に並ぶチームトップ2億円でサインした。
「悔しい結果でしたし、もっとできたんじゃないか」と開口一番に悔しさを述べた。だが8000万円増で2億突破。球団からは年間通して投げ抜いた点を評価してもらったといい「しっかりと見合った成績を残せるように」と気を引き締めた。
プロ5年目の今季は26試合に登板して8勝10敗、防御率2・83。自身初の開幕投手を務め、序盤は調子が上がらない中でも、7月中旬以降は6勝2敗と巻き返し、チームで唯一最後までローテーションを守り続けた。投球回はキャリアハイの171回1/3でチーム最多を記録。開幕前に掲げた目標の「170回」をクリアも「そこは良かったんですけど、監督とコーチが僕を投げさせてくれたという印象が強い。自分の中でローテーションを守り切ったとはあまり思っていない」と、本調子でなかった序盤に使い続けてくれた首脳陣に感謝した。
課題は「ストレートの力強さを進化させたい」と、すでに自主トレで来季に向けて始動。来季も「最低限として170イニングはクリアしないといけない数字」と先発の柱としてラインを設けた。球団とは「今後どういうプロ野球選手になりたいのか」と1年単位の話ではなく、長期的な未来の話もした。
来年こそは正真正銘のエースとなる。前半戦で7勝を挙げた35歳左腕の松葉。後半戦は37歳左腕の大野は8月に5連勝を飾るなど、先発陣はベテラン勢の頑張りが際立った。23歳右腕は「もう来年は僕や(金丸)夢斗がどんどん底上げしていかないと」とベテラン勢に頼らず、下からの突き上げを誓った。
来春WBC出場に向けても意欲的で「選ばれることがあれば、先発や中継ぎにこだわらず。いつでも投げる準備だけはしていきたい」と気合十分だ。(金額は推定)