ラグビーの全国大学選手権は14日に3回戦4試合が行われ、京産大(関西2位)は慶大(関東対抗戦5位)と東大阪市花園ラグビ…

 ラグビーの全国大学選手権は14日に3回戦4試合が行われ、京産大(関西2位)は慶大(関東対抗戦5位)と東大阪市花園ラグビー場で対戦する。

 12日は両校がメンバーを発表。京産大は今季の関西リーグで、全試合CTBで先発している奈須貴大(4年=光泉カトリック)がSOに入ることが決定。スクラムの屋台骨となる3番プロップには佐名木風雅(2年=関大北陽)が初先発する。

 SOは今季全試合先発を続けてきた吉本大悟(4年=東海大大阪仰星)が欠場。コンバートされる奈須は「アタックで前に出てFWを動かしたい。ディフェンスでもハードワークをする。1戦、1戦、成長しないと優勝は難しいので、まずは慶応に勝つことが大事です」と気を引き締めた。

 大学選手権は2年の時に国立の準決勝を経験。明治大に30-52で敗れ「何もできず悔しい思いをしました。フィジカルも足りなかったですし、観客に圧倒されてしまった。メンタルもまだまだだった」という。昨年度は右肩のケガでメンバーから外れ、チームは準決勝で早大に完敗。今大会は雪辱をかけて戦う舞台になる。

 リーグ最終節後は、初陣となる相手の分析に費やしてきた。奈須は「攻撃の時にグラウンドいっぱい使ってくるので、横の選手とコミュニケーションをとりながら15人全員で守備をすることを意識している」と話した。

 慶大とは22年度の準々決勝で対戦し34-33の1点差で勝利。今回も僅差の戦いが予想される。まずは5季連続の4強入りへ、難敵を攻略する。

 【京産大のスタメン】

1小林龍昇(3年=金光藤蔭)、2平野龍(4年=札幌山の手)、3佐名木風雅(2年=関大北陽)、4石橋チューカ(3年=報徳学園)、5石川東樹(3年=大分東明)、6高木彗那(2年=札幌山の手)、7伊藤森心(4年=松山聖陵)、8シオネ・ポルテレ(4年=目黒学院)、9高木城治(3年=東福岡)、10奈須貴大(4年=光泉カトリック)、11ナブラギ・エロニ(3年=大分東明)、12神拓実(2年=東福岡)、13平山尚樹(4年=東福岡)、14小林修市(4年=京都成章)、15宮里快一(2年=名護)

【慶大のスタメン】

1井吹勇吾(2年=桐蔭学園)、2藤森貴大(3年=慶応高)、3中谷太星(2年=東福岡)、4西野誠一朗(1年=桐蔭学園)、5キーヴァーブラッドリー京(2年=常翔学園)、6恩田優一郎(3年=慶応高)、7申驥世(1年=桐蔭学園)、8中野誠章(2年=桐蔭学園)、9橋本弾介(4年=慶応高)、10小林祐貴(1年=慶応高)、11伊吹央(4年=慶応高)、12今野椋平(4年=桐蔭学園)、13小舘太進(4年=茗渓学園)、14小野沢謙真(2年=静岡聖光学院)、15田村優太郎(2年=茗渓学園)