第102回東京箱根間往復大学駅伝(26年1月2、3日)で初優勝を目指す国学院大の前田康弘監督(47)が12日、勝負どころ…
第102回東京箱根間往復大学駅伝(26年1月2、3日)で初優勝を目指す国学院大の前田康弘監督(47)が12日、勝負どころを分析した。
東京・渋谷区の渋谷キャンパスで壮行会に参加。出雲、全日本との3冠が懸かった前回大会は総合3位となっており「新チーム発足当初に(主将の)上原(琉翔)と2人で話した時から『(目標は)箱根総合優勝のみ』だと。一点のぶれもないです」と力を込めた。
3連覇を目指す青学大、駒大にふれ「どうしても2強が強いイメージがある」としつつ「そこと互角に戦える戦力は1年間でつくってきた」とキッパリ。全10区間のうち、重要なポイントを挙げた。
「箱根駅伝は高速化。初日の往路、1~2区が最重要かなと思います。1~3(区)ぐらいはセット。(5区の)山登りの前のところで何番にいるのかが大事で、山でタイム差が取れる。そこをしっかり作れていたのかが、試されるのが箱根。7区あたりまで先頭にいれば、そのまま流れる。出だしの1~3が、他の大学もトップ3を送ってくる。例年そうですが、今年は特に混戦。出だしでミスをした大学が下がっていく。自信のある選手、信頼感ある選手が臨めるかが、キーだと思う」
昨季までのエース平林清澄(ロジスティード)が卒業し、今大会はライバルと真っ向勝負する。準備は順調といい「盤石の体制で1月2~3日を迎えたい」と誓いを立てた。【松本航】