プロボクシング世界5階級制覇王者でWBA世界バンタム級暫定王者のノニト・ドネア(43=フィリピン)が12日、都内のジムで…
プロボクシング世界5階級制覇王者でWBA世界バンタム級暫定王者のノニト・ドネア(43=フィリピン)が12日、都内のジムで練習を公開した。17日に東京・両国国技館で正規王者の堤聖也(29=角海老宝石)との団体内王座統一戦を控え、シャドーボクシング、ミット打ちなどを披露。チーフトレーナーとなるレイチェル夫人、ドク・ジェイトレーナーのミットに的確なパンチを打ち込んだ。
堤戦に向け、ドク・ジェイ氏が所属するメガボクシングの関係者が帯同。日本未公認王座も含め、過去8度の世界王座戴冠を誇る元女子世界2階級制覇王者ジェレナ・ムルドジェノビック氏(43=カナダ)も陣営に加わっている。公開練習では給水やグローブ装着のサポートなどを担当。ドネアがジェイ・トレーナーとのミット打ちの際、グローブの不具合でトレーニングを終了せざるを得なかった際も最後までグローブの不具合をチェックしていた。
ムルドジェノビック氏は11年9月、風神ライカとのWBC女子世界スーパーフェザー級指名挑戦者決定戦などで来日済み。その献身的なサポートに、ドネアは「彼女のこともよろしく」と紹介した。ドネアにとって日本マッチは22年6月、井上尚弥(大橋)との3団体統一バンタム級王座統一戦以来、約3年半ぶりのリング。同じく日本マッチ経験がある元女子世界王者のサポートは強力な援軍となりそうだ。