第98回選抜高校野球大会の「21世紀枠」の各地区候補校9校が12日、発表された。2026年1月30日の選考委員会…

第98回選抜高校野球大会「21世紀枠」の山口県推薦校に選ばれ、表彰状を受け取った山口鴻城の藤本太陽主将(中央)と原田孝浩校長(左)、田村智監督=山口市の同校で2025年11月19日、三森輝久撮影

 第98回選抜高校野球大会の「21世紀枠」の各地区候補校9校が12日、発表された。2026年1月30日の選考委員会で2校が選ばれ、一般選考校とともに3月19日に阪神甲子園球場で開幕するセンバツ大会に出場する。

 中国地区から選出された山口鴻城のプロフィルや推薦理由を紹介する。

山口鴻城(中国)

 1889(明治22)年創立で山口市にある私立校。1915(大正4)年創部の野球部は「地域とともに歩むチーム」を理念に掲げ、近隣小中学校に出向いてのあいさつ運動、地域行事への精力的な参加を続ける。部員不足に悩んだ時期もあったが地道な活動や努力が実を結び、県外生を含めて現在は2学年で31人。近年は県内で8強に顔を出すようになり、今秋は山口大会3位で中国大会に46年ぶりに出場。大正、昭和、平成に1回ずつ夏の甲子園大会に出場しており、令和での初出場を目指す。